| 金属板の種類 |
| 鉄板 |
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■熱間圧延鋼板 SPHC |

熱間圧延鋼板 |
製造時に表面に生成されるスケール(酸化皮膜)で覆われているので、見た目は黒。
黒皮鉄板とかホットなどと呼びます。
通常は看板の表示面に使う事はありません。(意匠上必要があって、何度かワザと使用した事はあります)
弊社では主に鉄骨同士をボルトで締結する箇所のプレートとして、また基礎内部の鉄骨のベースプレートとして使用しています。
似た物に、SS400があります。こちらは「一般構造用圧延鋼材」で、数字は最低引っ張り強さを表しています。図面物だとコチラで指定がある場合があります。
厚みは、1.6t、2.3t、3.2t、4.5t、6.0t、9.0t、12t・・・。 |
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■酸洗鋼板 SPHC−P |
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熱延鋼板(黒皮鉄板)のスケールを酸で洗い流した鉄板です。
サンイタとかサンセンなどと呼びます。
「P」はリン酸の事です。
弊社では殆ど使いません。メッキを掛ける場合にはスケール除去の手間が無いので便利です。
厚みは、1.6t、2.0t、2.3t、3.2t、4.5t、6.0t。 |
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■冷間圧延鋼板 SPCC |
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SPHCを冷間圧延したもの。シルバーで、表面はツルッとしています。通称「ミガキ」。
精密板金の材料として使用されますが、鉄の地肌が剥き出しなので必ずメッキや塗装が必要になります。
弊社ではほとんど使いません。加工上の好みの問題もあり、後述の「ボンデ鋼板」を使用します。
厚みは、0.5t、0.6t、0.8t、1.0t、1.2t、1.6t、2.0t、2.3t、3.2t。 |
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■溶融亜鉛メッキ鋼板 |

溶融亜鉛メッキ鋼板 |
「トタン」の事です。対して錫メッキした物の事を「ブリキ」と言います。
亜鉛鉄板と呼ぶケースが多いです。
ブリキが「鉄板をメッキによってコートする」スタイルの防錆なのに対し、トタンは「亜鉛が鉄よりも先に腐食する事」を利用した犠牲防食が特徴です。
独特の結晶模様で、業界では「花柄」なんて呼んだりする事もあります。
看板用としての利用巾は広く、主に箱型の文字を製作するのに用います。表面にフィルム(カラーフィルム)を貼って使用する事が殆どです。
厚みは、0.25t、0.27t、0.3t、0.35t、0.4t、0.5t、0.6t、0.8t、1.0t、1.2t。 |
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■カラートタン |

カラートタン白 |
表面に塗装が施されたトタンです。上の亜鉛鉄板とは、メッキ方法は若干異なるようです。
単に「トタン」と言った場合はカラートタンを指す事が多いかと思います。
古くから看板の表示面に使用されてきました。ロードサイン(田んぼの中に建っている様な看板)はほとんどコレを使っています。
また折り曲げ加工をして住宅や小規模店舗の外壁などにも使用されます。
色も数多く種類がありますが、看板に使用する場合に一般的なのは白です。
厚みは、0.27t、0.3t、0.35t、0.4t、0.5t、0.6t、0.8t、1.0t、1.2t。 |
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■ボンデ鋼板 |

ボンデ鋼板 |
電気亜鉛メッキ鋼板の事。「ボンデ」とは元々新日鉄の商品名の様です。
厳密には大きく分けて二種類あります。
熱延鉄板にメッキした物で、呼称はSEHC。
冷延鉄板にメッキした物で、呼称はSECC。
ボンデ鋼板は元々は塗装性の向上、塗装後の防錆性のためにリリースされました。
メッキ鋼板の割りに加工性が比較的良く、屋内での使用であれば無塗装でも錆び難いので、立体的な造作に向いています。弊社でも箱型の看板の製作に良く使用します。
屋外看板に使用する場合は裏面も塗装(焼付けが良い)しています。
厚みは、0.6t、0.8t、1.0t、1.2t、1.6t、2.0t、2.3t、3.2t。
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■ガルバリウム |
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アルミニウム・亜鉛合金メッキ鋼板。
アルミニウム55%、亜鉛43%、珪素1.6%の合金をメッキ。
近年、亜鉛メッキ鋼板に取って代わりつつある存在で、亜鉛メッキ鋼板の数倍の防食性能を持つ。
独特の結晶模様があり、装飾的に使われる事もあります。
また生地のままではなく、塗装の施された物も使われています。
看板専用資材としてはまだ流通してませんが、上記のカラートタンは、厚物から順番にガルバリウムベースのものに変わりつつあるようです。 |
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■ZAM |
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高耐食溶融メッキ鋼板。
日新製鋼の製品。
いわばガルバリウムの進化型で、溶融亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、マグネシウム(Mg)の溶融メッキ。
亜鉛メッキの数十倍の耐食性。
切断面もメッキ層が保護するので、加工屋にとっては期待が高まります。
まだ新しい製品なので、看板業界では材料候補としての話は聞きません。 |
| ステンレス |
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■ステンレスの種類 |
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ステンレスは鉄をベースとした合金で、鉄と比べて錆び難い性質を持っています。
一口に「ステンレス」と言っても、かなりの種類があります。
まず金属組織による分類。
@オーステナイト系
Aマルテンサイト系
Bフェライト系
Cオーステナイト・フェライト系
D析出硬化系
次に鋼種分類による方法。
@200番台:クロム・ニッケル・マンガン系
A300番台:クロム・ニッケル系
B400番台:クロム系
C600番台:高温度強度合金系
上記とは別に成分のパーセンテージで直接表現する場合もあります。(18−8ステンレス=18%クロム、8%ニッケル)
台所用品の場合はこれで表示されている事がほとんどですね。
一般的に加工材料として出回っているステンレスは殆どが
@SUS304(オーステナイト系)18−8ステンレス
ASUS316(オーステナイト系)
BSUS430(フェライト系)
弊社が看板製作で使用するのは、90%以上がSUS304です。 |
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■ステンレスの表面仕上げ |

SUS304 ヘアライン板

SUS304 2B板 |
ステンレスは錆び難く装飾的要素が高いので、看板では仕上げ材を兼ねる事が出来ます。
材料の表面に施した加工が、そのまま意匠となります。
@No.1・・・熱間圧延後、酸洗いしたもの。看板の表示面に使用する事はまず無いでしょう。
A2D・・・冷間圧延後、酸洗いしたもの。看板の表示面に使用する事はまず無いでしょう。
B2B・・・2Dをさらに加工した物。ツービー。そのまま看板の表示面に使用する事はありませんが、これにヘアラインを施したり、ミラー仕上げにしたり、フィルムを貼ったり・・・と、仕上げの一歩前の状態です。弊社でも良く使用します。
CBA・・・2Bよりも光沢のある仕上げ。加工上の好みの問題もあり、弊社ではあまり使いません。
DNo.4・・・2BやBAに研磨を施した物。
Eヘアライン・・・2BやBAに細くて細かな研磨跡をつけた物。「HL」と表記。弊社では最も多い仕上げ。
FNo.8・・・2BやBAに#800で研磨した物。No.4よりも光沢がある。
以上はJISに於ける分類ですが、コレとは別に二次的に施される加工もあります。
@バイブレーター・・・無方向性ヘアライン研磨仕上げ。ヘアラインがスチールたわしの様に無方向に施された仕上げ。
Aブラスト・・・サンドブラスターという装置を使い、粒状のガラスや金属を高圧エアーで吹き付ける工法。使用するサンド=メディアの種類によって、様々な仕上げが可能。概ね梨地でマットな仕上げとなります。 |
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■ステンレスの板厚 |
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0.3t、0.4t、0.5t、0.6t、0.7t、0.8t、1.0t、1.2t、1.5t、2.0t、2.5t、3.0t、4.0t、5.0t、6.0t・・・
鉄板系と比べると、ラインナップが異なります。 |
| アルミニウム&アルミニウム合金 |
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■アルミニウム合金の種類 |

A1100板

A5052板 |
私たちが普段目にするアルミニウムは、合金を含めるとかなりの種類があります。
以下は代表的なものです。
@A1050、A1100・・・純アルミ。建材として流通しているアルミ板はコレです。但し強度が低いので、構造材としては使用できません。
AA2017・・・ジュラルミン。Al-Cu-Mg系の合金。強度的には鉄(SS400)と同等ですが、高価で溶接には向かないので、看板に使うのは困難です。
BA2024・・・超ジュラルミン。強度はSS400を越えますが、やはり高価で溶接には向きません。
CA2618・・・F1マシンのピストンに使われています。が、看板に使うのは無理でしょう・・・。
DA5052・・・Al-Mg系の合金で、1000番台のアルミよりは強度があります。また流通量も多いので、弊社ではブラケット等の製作に使用する事もあります。
EA5083・・・Al-Mg系の合金。非熱処理型合金中最強なので看板にも使えそうなのですが、建材屋さんルートでの仕入れは難しいようです。また価格に難あり。
FA6063・・・建材用の型材として流通しているのは、ほぼ100%がコレです。アルミサッシもコレ。ただしビル用のサッシはこの材質ではないそうです
丸パイプ、角パイプはもちろんのこと、様々な形状の押し出し材がラインナップされていますので、弊社でも良く使っています。
それほど強度が高くないので、構造用としては使用できません。
G7N01・・・溶接可能で強度も高いという夢のようなアルミ合金です。看板にも使えそう・・・なのですが、価格が高くて使えません。
HA7075・・・超々ジュラルミン。ゼロ戦で有名な、最強のアルミ合金。但し溶接はできません。また高すぎて手が出ません。
この中で看板に使用できて尚且つ板材があるのはA1100、A5052だけです。
一般的に表示面に使用する場合はA1100となります。
確認した訳ではありませんが、道路標識はA1100ではないかと思います。 |
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■アルマイト板 |

A1100アルマイト板 |
酸化したアルミは、普通のアルミよりも硬く、それ以上錆が進行しないとい特性があります。
これを生かしてアルミニウムの表面処理を施した物をアルマイトと言います。
アルミ板には、最初からアルマイト処理が施された物もあります。
建材用のアルミ板にA1100が多いのは、アルマイト性が優れているからのようです。
錆び難く外観もキレイなのですが、アルマイト処理されたアルミは溶接はできません。
また、電解槽に漬ける時に機械に咥えさせるため、「掴み代」という跡が残っています。 |
| その他の金属板 |
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■真鍮、銅、チタン・・・。 |
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真鍮板と銅板は何度か装飾として使用したことがあります。
チタン板は流石に使った事が無いですねえ・・・。 |
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